B.C.Rich イーグルベース リペアの記録 #1 です。

今回交換するブリッジはネジ穴の位置が異なりますので、ブリッジ取り付けネジの
穴を埋めます。

ボディーの穴を埋めています。
同じマホガニー材でダボを作りました。

今回はダボをエポキシ系の接着剤で接着しました。

塗装直前の写真です。

メープルのスルーネック構造で
両側のマホガニーにサンドされて
います。
ネックの付け根当たりの造形が
芸術的な美しさです。

元々の形を崩さないように削りには
気を遣いました。

まず初めにウッドシーラを吹き付け、目止めをおこなっているところです。
目止めを行うことで、マホガニー材などの荒めの導管をもつ木材に塗装への
下地を作ります。

それにしても美しいスルーネックですね。
ウッドシーラを施して少しギラついた表面になっているので、杢目が強調されて
ワイルドな印象になっています。

乾燥後、荒れた表面を磨いて、平坦
を出した状態です。

それでもまだまだ導管などの凸凹が
見て取れます。
ここから先は塗装の中間層である
サンディングシーラーで導管を埋め
ていきます。

塗装は一旦ここまでにしておきます。

次はフレット交換をしていきます。
3、4弦側が特に減っているようですね。
ハンダごての熱を使いながら、フレットを抜いていきます。

フレットが抜けた指板を磨きながら平坦にし、アールも確認しながら整えます。
トラスロッド調整を含めた指板修正が終わったら、フレットを打ちます。


フレット打ちが終わりました。
普通ですと、このあとはフレットの
すり合わせやフレットサイドの処理
を行いフレットを仕上げますが、

このあとも塗装を行うことで、傷が
付く可能性もあるので仕上げは後回

しにしています。

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