GRETSCH G5120 リペアの記録です(基本調整) 

今回は基本調整のご依頼をいただき
ました。ありがとうございます。

ネック調整、弦高調整、オクターブ
調整、ピックアップバランス調整を
行います。

弦高が
1弦=2.0mm、6弦=2.5mmと
結構高いため弾きにくい状態に
なっています。

ネックが順反りしていましたので
トラスロッドを締め側に回して
調整していきます。回り始めが

軽かったのでまだ一度も締め込
まれていないようで、調整幅は
沢山ある状態でした。

ネックが真っすぐになったことで
弦高が0.5mm程度下がり、
1弦=1.5mm、6弦=2.0mmまで

下がってきました。

だいぶ弦高が下がりましたが、弾きやすさを考慮してさらに弦高を下げていきます。
ここからの調整はブリッジ下のサムナットを回して弦高を下げます。
最終的には1弦=1.2mm、6弦=1.6mmまで下げました。
ビビりが気になる直前で止めておきます。
弦高が低くなったことでかなり弾きやすくなりました。

このギターは弦を外すとブリッジも
外れてしまいます。
以前知らなくて突然ブリッジがずれて

びっくりした覚えがあります。。。

スケールに合うようにブリッジサドル
の位置を今一度確認して決めます。

弦を張りオクターブを合わせています。

最後にピックアップの出音バランスを
チェックします。
若干リアピックアップの出音が弱いの
でピックアップの高さを上げてバランスを取りました。

これで終了となります。




この度はご依頼をいただきまして
ありがとうございます。

弾きやすくなったことで喜んでいただ
き、なによりでございます。

こちらも作業をおこなった甲斐があり
大変嬉しく思います。

さらに弾き込まれてより良い状態に
なっていくことを願っております。


今後とも宜しくお願いいたします。